"HanWoo"(Bos taurus coreanae)の卵子と牛卵管上皮細胞の共培養により産生される組織増殖抑制因子Metalloproteinase-1の精製純化と胚発育効果
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概要
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血清無添加で,"HanWoo"(Bos taurus coreanae)の卵子を牛卵管上皮細胞(BOEC)と共培養し,産生された組織増殖抑制因子metalloproteinase(TIMP)-1の精製純化と,胚の発育効果を調べることを目的とした.TIMP-1はHPLC-System(Perseptive Biosystems Inc.,U.S.A)とゲルろ過法により精製純化し,分子量はSDA-Page(Bio-Rad Co.,U.S.A)により32kDa蛋白質であることが明らかとなった.培養BOECのTIMP-1局在を,isothiocyanate蛍光染色標本で証明した.血清無添加培養液にTIMP-1を,0,1.25,2.5ならびに5μg/mlの割合で加え,体外受精により得られた胚の発育を観察した.この結果,2.5μg/ml添加で桑実胚と胚盤胞への発育効果を認めた.今回の試験から,BOECはTIMP-1を産生し,この糖蛋白質は"HanWoo"(Bos taurus coreanae)体外受精卵の発育を桑実胚と胚盤胞へ促進した.
著者
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金 賢一
大韓民国国立seoul大学校獣科大学産科学教室
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廬 湘鎬
韓京大学校動物生命資源学科
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黄 禹錫
大韓民国国立seoul大学校獣科大学産科学教室
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李 柄千
大韓民国国立seoul大学校獣科大学産科学教室
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李 殷松
国立江原道大学校獣医科大学
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林 正黙
逋遷中門医科大学附属病院不妊医学センター
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申 泰英
Department of Veterinary Physiology & Pharmacology, College of Veterinary Medicine, Texas A & M Univ
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黄 光南
忠北大学校獣医科大学産科学教室
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申 泰英
Department Of Veterinary Physiology & Pharmacology College Of Veterinary Medicine Texas A &