ブタ悪性結節性リンパ肉腫の1剖検例 (短報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ランドレース種, 2歳, 体重230kgの雌豚の肝, 腸間膜リンパ節およぴ両側の腎に病巣が認められた. 腫瘍細胞は, 低分化型リンパ球性細胞より成り, 組織学的には特徴的な結節性増殖を呈し, 結節性低分化リンパ球型悪性リンパ腫と診断した. 肝, 腸間膜リンパ節腫瘍組織の濾胞類似構造を呈する部分において, いわゆるsmall cleaved cellが約25%程度と少数にも拘らず濾胞様構造が良く保持されており, 今後ブタ悪性リンパ腫の特性を検討して行く上で留意して置く必要があると考えられた.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1980-04-25
著者
-
福田 伸治
広島県三次食肉衛生検査所
-
妹尾 正登
広島県衛生研究所病埋学部
-
海佐 裕幸
広島県衛生研究所病埋学部
-
山根 博文
広島県三次食肉衛生検査所
-
千葉 玄三
広島県三次食肉衛生検査所
-
妹尾 正登
広島県衛生研究所