牛第1胃内のFusobacterium属に関する研究 : I. 牛第1胃内容からのFusobacterium属の分離
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概要
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Fusobacterium属の選択培地である変法FM培地を用いて牛の第1胃内容液におけるFusobacterium のspeciesを検討した. 牛肝膿瘍の主要原因菌とされているF. necrophorumは分離株54株(46頭)中4株(4頭)で胃液1ml中の菌数は10^3〜10^4であった. 分離したspeciesは9種類54株で, F. variumが最も多く得られた. また, F.variumは澱粉質飼料を多量に用いる肥育牛に高率に検出され, 搾乳牛との間に明らかに差がみられ給与飼料との関連性が示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1978-08-25