Leucocytozoon caulleryiに対する鶏の免疫グロブリンMとGの抗体応答
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概要
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ペルオキシンダーゼ標識抗鶏IgM (μ) 抗体及び抗鶏IgG (Fc) 抗体を作製し, Leucocytozoon caulleryi感染鶏におけるクラス別抗体応答についてELISAを用いて調べた。実験感染鶏血清においてIgM抗体はスポロゾイト (Sp) 接種後10日から検出され始め, Sp接種後3週で最も高い値を示した後, 漸次低下し, 以後低いレベルで推移していた。一方, IgG抗体はSp接種後14日から検出され始め, 徐々に上昇し, Sp接種後8〜10週で高い値を示した。自然感染鶏血清においては, IgM及びIgG抗体とも原虫検出後, 高い値を示すが, その後IgG抗体が高いレベルで翌年度まで推移するのに対し, IgM抗体は低いレベルで推移していた。
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1987-04-15
著者
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