室温および低温におけるヒスタミン注射の牛蹄葉炎に関する生理学的反応への影響
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概要
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牛にヒスタミンニ燐酸を200μg/kg皮下注射したところ, PCVの上昇, 血圧の下降,蹄冠部の皮温上昇, 背弯姿勢, 足踏み運動がみられ, 蹄に一過性の疼痛を認めた. さらに3頭ずつ2群の牛を1週間20〜25℃と-10〜-15℃の温度制御室に入れ, この間ヒスタミンニ燐酸200μg/kgを計10回皮下注射した. その結果低温群の3頭中2頭において蹄の疼痛が4週後まで持続し, 強拘歩様, 蹄の変形および前肢交叉など慢性蹄葉炎の症状を呈した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1981-04-25
著者
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