肺炎による牛肺動脈の収縮反応の変化(短報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
肺炎が牛の肺動脈の収縮反応に及ほす影響を調べるために, 健全な肺動脈および肺炎病巣部の肺動脈において収縮反応を比較した. プロスタグランジンF_<2α>(PG)およびアンギオテンシンII(Ang)による収縮反応はともに肺炎により顕著な抑制を受けたのに対して, 高濃度K^+による収縮反応はこれらほど顕著な抑制は受けなかった. 以上より, 肺炎によりPGおよびAngなどの受容体を介する収縮反応が強い抑制を受けることが示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1991-08-15