PCR法による豚流行性下痢ウイルス感染症の迅速診断(短報)
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概要
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豚流行性下痢ウイルス(PEDV)感染症の実験室内診断は, ウイルスの培養が難しいところから困難である. また, in-vivoでのウイルス培養も検体数の関係から, 無理がある. 本実験では, RT-PCR法によるPEDVの検出を試みた. RT-PCR法によって, 10^4TCID_<50>/mlのPEDVが検出可能で, 豚伝染性胃腸炎ウイルスや豚ロタウイルスとの共通反応は認められなかった. 本法を用いて実験感染仔豚からウイルス検出を試みたところ, 接種後1日目から検出が可能であった. これは, 本法がPEDV感染症の迅速診断に応用可能であることを示している.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1997-03-25
著者
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Lee Jae-gil
韓国家畜衛生研究所
-
Kang Y‐b
National Veterinary Res. And Quarantine Serv. Ministry Of Agriculture And Forestry Anyang Kor
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Kang Yung-bai
韓国家畜衛生研究所
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Kweon Chang-hee
韓国
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Kweon Chang-Hee
韓国家畜衛生研究所
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Han Myung-Guk
韓国家畜衛生研究所