室蘭新道建設に伴う技術的な工夫
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概要
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札幌市を起点とし, 室蘭市を終点とする一般国道36号の交通容量不足に伴い, 安全かつ円滑な交通機能を確保するため, 室蘭市において施工されつつある(1979年10月現在)約8.3kmのバイパスの工事報告である。土質工学上興味のもたれる項目は, 構造物基礎杭の選定に際し, いわゆる無騒音無振動工法といわれている次の4工法すなわち中掘りPC杭(ND工法), セメントミルク注入建込みPC杭(CM工法), 場所打ち鉄筋コンクリート杭(ベノト工法), 場所打ち鉄筋モルタル杭(PIP工法)を比較検討した点である。これら4種について, 必要に応じ, 鉛直載荷試験および単杭と2本組杭の水平載荷試験を行った。鉛直載荷試験の結果ND工法とCM工法を比較すると, 許容支持力でCM工法のほうが60%も多いことや, 先端支持は全体の10から20%程度であり, 支持力の大部分を周面摩擦で受け持っていることが判明した。水平載荷試験においてもやはりCM工法が安全側となっていた。なお, 変位10mmにおける単杭組杭のK値の比と, 杭間隔Bと杭径Dとの比, との関係曲線が図示されている。
- 1982-06-15
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