仙台西道路建設工事
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概要
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国道48号の再改築第1期工事(昭和46年承認, 昭和47年度供用)のうち, 主として, 延長2200mの青葉山トンネルの建設工事を報告している。当区間は, 人家密集地であるため, 振動, 騒音, 井戸枯渇, 地表沈下防止の環境保全問題があり, また土かぶりが平均11m程度と薄く, 岩質は凝灰岩, 砂岩, 泥岩, 礫岩の互層で地下水位も高い。工事は普通工法で施工し, 湧水を伴った安山岩礫状帯に対しては, 礫岩を縫い付けて掘削するルーフソー工法(ロックボルトの変形)を採用し, これによって巨礫の滑落, 抜け落ちを防いでいる。沈下防止法として, パイプルーフ工法(鋼管径216.3mm, 40cm間隔, 最長66m, 単列打込み)を採用し, その反力壁の設置, 鋼管の圧入方法, 孔曲がりの測定, パイプ内グラウト充てんなど施工上の問題点を概述している。また, 水を含んだ礫層の崩落危険部に対しては, TA式パイプルーフ工法を開発し, その特長を説明している。
- 1981-12-15
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