異方性体としての土の三主応力下の応力-ひずみ関係
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概要
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土の変形を扱う応力系には平均主応力と偏差応力(主応力差そのものではない)をとると合理的であり, 土のダイレイタンシーは偏差応力による体積変化であると定義すると, ダイレイタンシーは本質的に変形の異方性に基づく現象であるといえることを別報(1978)で示した。そして通常の三軸試験状態における応力-ひずみ関係式を提示し, 松岡の実験結果(1974)によって一定の検証を行った。以上の考え方に基づいて, 構造の直交異方性が仮定でき, 三主応力が異なる, より一般的な場合の応力-ひずみ関係を, 非線形性, 圧縮性を考慮に入れて定式化し, これをKoとScottの実験結果(1967,1968)で検証した。なお, ここで新しく導入したせん断に関する二種の変形係数DとGは, 平均主応力と主応力比をパラメーターとして表され, これに含まれる定数η(a, α), (b, β)は通常の三軸圧縮試験で確定できることが示されてある。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1981-06-15
著者
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