国鉄根岸線に近接する地下高速道路トンネルの施工概要 : 五重立体交差と分割施工
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概要
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首都高速道路公団が建設する横浜市東神奈川から本牧埠頭で湾岸線に連結する延長6.8kmの横浜羽田空港線のうち, 桜木町〜石川町延長1.8kmの地下構造区間の施工を紹介したものである。とくに, 桜木町駅前では, 既存の地下鉄, 高速道路, 道路橋リョウ, 国鉄根岸線, 航路などと近接し, 工事中の地盤変形に細心の注意を払わなければならない。付近の地盤は, 氷河時代の海水面低下によって凹凸に侵食された土丹層の上に, 厚さ20〜40mの軟かいチュウ積の粘性土層がのっている。設計に使用した粘性土層の粘着力は3〜4t/m^2,横方向地盤反力係数K値は0.5kg/cm^3である。本体構造物は, 幅約30m, 高さ8〜15mで, 中壁または中柱を有するRCボックス構造である。このため, 掘削幅は26〜45m, 掘削深さは9〜27mにも及び, 山留め壁の設計施工に関して, 開削上床板を最初にコンクリート打設する逆巻き工法, 圧気掘削, 生石灰およびCCPによる掘削底面の地盤改良など, 種々の工夫がなされた。また, 施工中の地盤土および構造物の変状を観測するために各種の計測が実施されている。
- 1977-12-15
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