直接セン断試験と平面ヒズミ試験における砂のセン断強度の関係
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概要
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直接セン断試験ではセン断中に主応力軸が回転するが, ロスコー等による実験結果からみて妥当と思われる小田の式を用い, 水平セン断面上の応力成分σ_N, τあるいはモールの応力円が画かれることをまず述べている。これにより直接セン断, 平面ヒズミ条件でのセン断に関する内部摩擦角が定義され, 両者の間の関係式を導いている。κは限界間ゲキ状態, または粒子間スベリ状態の摩擦角で表わされるので直接, 平面ヒズミセン断の摩擦角も, これらの関数として表わされるが, その解析結果を実験値と比べたところ, 提案式はゆるい砂ではよく実験と合うが, 密な場合, 直接セン断の摩擦角の計算値はやや大きめのものとなることが知られたことを述べている。また, ローやフリードマンの同種の問題に対する考え方を概説し, それらによる予測値と実測値の比較を行なった結果も示してある。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1977-09-15
著者
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