相野々アースダムと牛野ロックフィルダムの動的挙動
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概要
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堤高41mの相野々アースダムと堤高21mの牛野ロックフィルダムでの地震観測結果をまとめたものである。ダム底で記録した地震記録からベースの卓越周期を求め, 震源からの伝ぱ経路の影響の強いこと, ベースとアバットでは周期, 振幅特性に大差がないことを示した。また, ダム内での記録から, 1次固有周期での増幅率は強い地震に対しては一定値となるが, 2次固有周期でのそれは非常に小さくなる傾向にあること, 地盤での最大加速度に対する堤頂での最大加速度の比率は堤高によって異なるが, 強い地震に対してはほぼ2倍程度となること, 周期性の強い入力地震とランダムな特性を持つ地震とでは応答特性は異なるが, 周期性の強い地震に対してもダム上部ではダムの1次固有周期に近くなること, ダムの下部と上部とでは位相差が生じるとともに, 堤頂に沿った震動でも位相差があること, ダムの1次固有周期はほぼ堤高に比例すること, 相野々ダムの減衰定数は約0.12,牛野ダムの減衰定数は約0.07であることなどを見出している。
- 1977-03-15
著者
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