渇水調査法の総合的研究一附 : 渇水調査標準示方書(案)
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概要
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新幹線の建設や線路増設工事に伴いトンネルの数が増加すると共に, 長大トンネルや生活圏に隣接するトンネルが多くなり, 工事の進行と共に渇水問題が発生し, それが量的にも質的にも広がり, 振動・騒音・地表沈下と共に建設工事における公害の一つとなっている。この報告は, 渇水問題に対し現場担当者が処理方法を判断するため, 外注調査をする場合の基準として, ルート選定段階で渇水の影響のなるべく少ないところを選定するための検討資料を作成することなどを目的として渇水調査法および調査検査の判定法をのべ, 渇水調査標準示方書案を述べたものである。内容は地下水の水収支, 渇水調査法, 水文地質調査, トンネルとの関連調査渇水原因の究明に関する総合判断, 渇水対策などを取扱っている。また標準示方書は, 総則, 流量調査, 井戸ゆう泉調査, 湖沼・貯水池調査, 現地水質調査, 水質分析, 水系追跡試験, 揚水試験, 水文気象調査, 工事関連調査について取扱い, 渇水問題の調査と処理が円滑に行なわれるような手引きとなっている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1975-09-15
著者
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