地盤震害の諸現象とその機構
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概要
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地盤の震害の諸現象について述べ, それらの発生機構について, 考察を行なった。地盤の震害では, 土の流動化や, 地盤の変状などに関連して, とくに重要である地震の主要動の継続時間について述べ, 地盤の地震動の特徴を2,3のSMAC記録の応答スペクトルを用いて説明し, さらにそれを用いて, 地表付近の応力について研究した。地震動による土の流動化の諸現象について述べ, 地震動による流動化の機構を紹介したのち, 十勝沖地震における間ゲキ水圧上昇の測定例の解釈を試みた。地盤震害のうち広く発生する地盤変状の分布範囲と地震のマグニチュードとの関係を過去の鉄道路盤の変状の記録から導き, 考察を加えた。地震時に発生する地割れの形態を説明し, 地割れと地盤の応力分布の関係, 地割れ発生の可能性について, 検討した。地震による斜面の崩壊を形態および斜面を構成する材料によって, 分類したのち, とくに多い土斜面の崩壊におけるスベリ面位置と崩壊機構との関係およびこれらの崩壊に対する間ゲキ水圧の影響のしかたについて考察した。
- 1972-12-15
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