G115 ホーキング輻射の流体でのシミュレーション
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概要
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ブラックホールが量子的輻射を出すというHawking輻射では、事象の地平線(horizon)が本質的な役割をすることが知られています。時空を流体、horizonを流速と音速が等しくなるsonic pointに対応させることで、Hawking輻射と同じ現象がsonic pointをもつ流れで起こり得ることを示し、さらにLaval nozzuleによる具体例を示します。最後に、本来量子論的現象であったHawking輻射に対応する古典的現象と観測量について議論します、上のLaval nozzleでの流れを用いて実験することを提案します。
- 日本流体力学会の論文
- 2001-07-31