犬のプロトテカ症の1例(短報)(内科学)
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概要
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雑種犬,約10歳齢が反復性で間欠性の血便と肛門からの出血を主訴として来院した.元気食欲に問題はなく糞便検査にも異常がなかった.内科療法を行ったが症状の改善が認められず片眼失明したため各種検査を実施した.その結果結腸粘膜をシクロヘキサンおよび抗生物質無添加のサブロー寒天培地で培養したところPrototheca zopfiiの発育が認められた.本症例は残眼も失明の後,神経症状を呈して死亡した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2004-05-25