犬の肝様腺腫瘍における成長ホルモンの免疫組織学的検出(短報)(病理学)

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概要

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本研究は,肝様腺腫(肛門周囲腺腫)24例と肝様腺癌5例における成長ホルモン(GH)を免疫組織化学的方法により検出し,病型との関連を調べることを目的とした.25頭の雄犬と4頭の雌犬に由来するホルマリン固定パラフィン包埋組織から切片を作製し,腫瘍はWHO分類に従って分類し,抗hGH抗体を用いたEn Vision法による免疫染色を実施した.免疫組織化学的な分析では,腫瘍細胞細胞質内のGH反応性(陽性細胞数)は腫瘍により不均一であった.悪性腫瘍と良性腫瘍の間に陽性細胞数の統計学的有意差は見られなかった.肝様腺腫瘍におけるGHの存在は,下垂体外組織およびホルモン依存性腫瘍におけるGHの存在に関して新しいデータを加える.
2004-05-25

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