ネパール東部地方の水牛にみられるデグナラ病の臨床・血液学的所見(短報)(臨床病理学)
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概要
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ネパール東部地方で,水牛に披行,浮腫,蹄や尾の壊痕性損傷,別種,横臥を示し死亡する「デグナラ」病が発生した.臨床的に,シラミの体毛への産卵,徐脈,低体温,脱水,皮膚の発疹や黄痘がみられた.血液学的には,桿状好中球の増加,巨大血小板,低アルブミン血症と高グロブリン血症が特徴的であった.ギムザ染色後の鏡検下で,赤血球表面に青色の微細粒子を認めた.発生初期のテトラサイクリン療法が効果を示した.
- 2003-06-25
著者
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HOKONOHARA Setsuo
家畜改良センター岡崎牧場
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SINGH Upendra
ネパール家畜衛生研究部
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JHA Vijay
ネパール家畜衛生研究部
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PRADHAN Adarsha
ネパール家畜衛生研究部
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DEV Sadanand
ネパール地域家畜疾病診断所
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MANDAR Ram
ネパール地方獣医事務所
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Jha V.c.
ネパール
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鉾之原 節夫
家畜改良センター岡崎牧場