集中荷重を受ける防撓材つき甲板について
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概要
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船舶の甲板のような横方向に平行等間隔に両端支持の防撓材を有し, 防撓材中央で面に垂直な集中荷重を受ける板構造を取扱う。弾性域および弾塑性域におけるCoxの理論解は, 極めて近似的なものであるが, 一方弾性域におけるClarksonの解は, より厳密であるが, 複雑で数値計算が困難である。また, 今日までほとんど実験データは無かったが, 本論文中に8個の現寸大の溶接構造についての実験について述べてある。その結果によると弾性域および弾塑性域内においてCoxの解とかなり良く一致している。弾性域内において実験データ並びに二三のClarksonの理論解に適合する実験式を立てたが, これらは特に応力に関してCoxの解より良い一致を示している。
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
- 1962-11-25
著者
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