愛知時計電機株式會社試験水槽に就て
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概要
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本社は主として水上飛行機及飛行艇の設計及製作に當つてゐるものであるから, 艇體及floatの性質を知る爲に試験水槽建造の必要を感じてゐた。偶々先年本社長外遊の時英國Short飛行機會社の300ft.水槽を見學し、比較的小規模、且大ざつぱなもので可なりの成績を擧げ得る事を知り、昭和4年秋本社に於ても小水槽の建造をすることに決定した。飛行艇體及float試験に關しては海軍技術研究所造船研究部でも既に研究されてゐたので、平賀造船中將八代造船少將及大洞海軍技師等の諸氏の御厚意で色々御指導を賜り水槽を完成することが出来た。また子爵徳川武定造船大佐には水槽完成後も色々御指導を受けた。
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
- 1933-03-30
著者
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