口腔内温度時効硬化性金合金に関する研究
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概要
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歯科用金合金は延性に富み,修復物の適合性が良くなるなどの利点がある反面,咬合圧に対する強度が低いために接着性補綴物の変形やこれに伴う脱離が起こることも考えられる.この強度の低さを補うために歯科用金合金には熱処理によって硬くなるという優れた特性を有している.しかしながら熱処理の操作が非常に煩雑であることと,熱処理による変形が生じる可能性があることから,臨床では鋳放しのままで使用されることが多い.本研究は一度の溶体化処理により口腔内温度で時効硬化する金合金について,時効硬化が補綴物の寸法変化に及ぼす影響について経時的にその挙動を解析した.また,この金合金の接着性レジンに対する接着強さを金属接着性プライマーを使用した場合について測定し,比較検討を行った.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1995-02-01
著者
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