ポリスルホン樹脂をリベースした義歯床の物理的性質について
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概要
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高齢化社会への対応が必要とされる現在,日常臨床での有床義歯における不適合状態への改善が要求されている.これらの不適合状態の改善には常温重合レジン,加熱重合レジンによるリベース法,リライニング法で対処している.しかしながら今日のりベース用材料の大部分を占めているのはポリメチルメタクリレート樹脂であり,吸水性,溶解性,寸法安定性,強度などの床用材料の要求される条件を満足するには至っておらず,多方面での改良・改善が望まれている.そこで本論文では,ポリスルホン樹脂をリベース材に応用し,破壊に至るまでの強度変化により義歯床の物理的性質を検討したものである.
- 1995-02-01