顎口腔系の状態と全身状態との関連に関する研究 : 水平的下顎位の変化が前庭眼反射に及ぼす影響
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概要
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当教室では,顎口腔系の状態変化が全身,特に平衡覚や聴覚に及ぼす影響を重心動揺計,聴性脳幹反応(ABR)を用いて検討し,実験的咬合干渉の付与,水平的および垂直的顎間関係の変化がそれらに対していかなる影響を及ぼすか報告してきた. 本研究では,重心動揺計と共に平衡機能の検査として多用されている,前庭眼反射(眼振)を利用した眼振計を使用し,水平的顎間関係の変化が前庭系にどのような影響を及ぼすかについて,また臨床症状についても検討を行ったものである.
- 1994-10-01