顎口腔系の状態と全身状態との関連に関する研究 : 水平的顎間関係位の変化が背筋力に及ぼす影響
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概要
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顎口腔系の状態と全身状態との関連に関する研究として,スポーツ歯学の観点から,当教室の月村は,垂直的下顎位の変化が,背筋力に及ぼす影響について報告している.しかし,最大咬合力は必ずしも中心咬合位(咬頭嵌合位)のみでなく,側方咬合位において最大咬合力を示すという報告がある.したがって,運動能力の1つである背筋力について,垂直的顎間関係の変化による影響の検討のみならず,水平的顎間関係位の変化についても検討することは,意義があることと思われる. 本研究は,その一環として,水平的顎間関係位の変化が,背筋力にどのような影響を及ぼすかを検討し,併せて,咀嚼筋および頸部の筋への影響を筋電図学的に検討を行ったものである.
- 1994-10-01