前方運動ガイド傾斜角に対応する開口筋筋活動と顆頭運動の分析
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概要
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前方滑走運動時の前歯の適正なガイド傾斜角は矢状顆路傾斜角と同じかやや大きな角度として提示されている.しかし十分な科学的根拠に由来するものではない.現実の天然歯ガイドの状況は切端咬合からアングル2級2類のような被蓋など多様であるが正常な機能運動を営んでいる場合も多い.本研究は実験的に広範囲な前方運動ガイド傾斜角の変化を付与し当該運動に関与する外側翼突筋下頭と顎二腹筋前腹の筋活動量や顆頭運動を分析している.その結果,両筋と顆頭運動の機能的な相互協調作用を見い出し,広範囲な前方運動ガイド傾斜角を許容するメカニズムを明らかにした論文である.
- 1996-04-01
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