有歯顎者における咀嚼時口唇の動き
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概要
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口腔機能における口唇・頬などの口腔周囲軟組織の果たす役割は大きい.今後高齢化社会へ移行するに従い需要が高まると考えられる大型義歯には,これら軟組織との機能的調和が要求される.この観点がら当教室では軟組織の挙動を組織圧と変位の面から検索を行ってきた.本研究は口唇・頬の機能を把握する上で重要とされる1」角点に着目し,正常有歯顎者における各種食品咀咽時の口角の動きを3-DAutoTrackingSystemによって三次元時系列データとしてとらえ,同時計測した下顎運動とともに検討を行い,口唇運動が食塊形成にいかに関与しているかを考案したものである.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1995-12-01
著者
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