筋圧痛計によるオクルーザルスプリント治療の効果判定に関する研究
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概要
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オクルーザルスプリントは顎機能異常患者の治療法の1つとして,広く一般に用いられ効果をあげている.しかし,治療効果については患者の主観に頼っており,客観的な効果判定の確立が遅れているのが現状である.本論文では,筋の圧痛の定量化を目的として開発された筋圧痛計を用いて,健常者340名の咬筋,側頭筋の圧痛閾値から正常範囲を決定し,正常範囲とスプリント治療の経過を比較している.その結果,術前に正常範囲外であった患者の圧痛閾値が,治療による症状の改善とともに正常範囲内となったことから,筋圧痛計を用いればスプリント治療の筋の圧痛閾値からみた客観的な効果判定が可能であることを示唆している.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1995-12-01
著者
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