頬, 舌が義歯にもたらす力の三次元的解析
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概要
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義歯をとりまく可動性軟組織の動態を究明することは, 補綴学的に重要な研究課題である. 当教室ではすでに圧力センサを用いた一連の研究の中で, 歯列または義歯に対して頬・唇・舌がもたらす圧の大きさとその変動についての検討を加えて来た. われわれは作用力の立体的な解明を目的として三分力計を開発し義歯に加わる力をX, Y, Z三軸方向に分力させることによって力の大きさに加えてその方向までも明らかにすることを試みた. 本研究は, この三分力計をさらに改良し実際の口腔内に設置して力の三次元的な測定を行い検討を加えたものである.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1986-12-01