下顎振動からみた下顎安静位の機能的意義
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概要
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安静時の下顎は生体内外の種々の因子により変動するものであり,それらは顎口腔系の機能や形態を豊富に反映しているとの考えから,下顎安静位の意義は,機能的ないし診断学的な観点からも注目されるようになっている。著者らは,すでに,正常者および顎機能異常者術前について安静時の微小な下顎振動現象を記録してその存在を確認し,本誌に発表した。本研究は,安静時下顎振動の機能的および診断学的意義を見い出すために,正常者および顎機能異常患者治療前後について,安静空隙とともに下顎振動を計測し,それらの信号をアナログ波形観察,自己相関解析法,自己・相互相関解析法により比較・検討したものである。
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1985-08-01
著者
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