調音時の下顎位に関する研究 : 日本語M音, S音における先行母音と後続母音の影響について
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概要
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M音やS音などの調音時の下顎運動を臨床に応用する術式は, 種に欧米諸国で提唱されてきたが, 日本語の特殊性から, 諸外国での術式をそのまま利用するには困難なことが多い. 一方, 日本語調音時の下顎運動について, CV型の報告は種々なされてはいるものの, V_1CV_2型についての子音調音時の下顎運動動態に関しては, 未だ明らかにされていない. 本論文では, V_1CV_2型の音節を用いて, 先行母音の付与が, M音, S音調音時の下顎位にどのような影響を与えるかを検討し, 合わせてM音調音時の下顎位と下顎安静位との関連性を追研し, 調音運動を臨床で応用する可能性の検索を行ったものである.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1984-02-01
著者
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