上顎局部義歯床設計に伴う母音音響相について
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概要
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局部義歯の床設計の困難さは, 義歯自体の維持・安定を企る目的を先行させれば, 調音器官としての口腔の機能が削減されるところにあると考えられる. この床設計に伴う内的相反の克服は, 発声器官としての声道の形態が, 義歯床とのかかわりにおいて, 現象としての発声面に及ぼす影響の分析と統合から開放されなければならない問題である. 今回, 言語音と音響相によって把握することによって, 補綴物と音声とを直接に対応させ, 今後の補綴学的音声学への一試論として有用な手懸りを得たと確信する.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1983-08-01
著者
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