全部床義歯装着者の義歯支持基盤形態が咀嚼機能に及ぼす影響
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概要
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無歯顎患者のみならず顎口腔系に異常を有する患者において,咀嚼機能の評価は顎機能の診断あるいは補綴処置による治療効果の判定などの指標として有効な情報をもたらすため,従来よりその客観的評価法についての多くの検討がなされている.特に,無歯顎補綴においては,義歯支持基盤である顎堤形態が咀嚼能力を左右する大きな因子の1つと考えられるため,この評価法の確立が望まれる.本研究では,補綴学的に適正であると診断された使用中の義歯から,下顎の残存顎堤形態を評価する「全部床義歯支持基盤レプリカ法」を考案し,残存顎堤形態と最大咬合力,咀嚼効率,咬筋断面積との関連について検討した.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1996-12-01
著者
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