急速な咬みしめ時に認められる咬筋の動作前silent periodについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
動筋に軽い予備緊張状態を与えた状態から急激に大きな筋力を発揮すると,筋放電の増加に先行して,筋放電の休止期が認められる.この筋放電休止期は,動作に先行してみられることから動作前silentperiodと呼ばれ,四肢筋に多く認められている.この現象は,急激に大きな筋力を発揮するのに必要な運動プログラムと考えられており,刺激によって反射性に誘発されるsilentperiodとは区別されている.本研究の目的は,咀喘筋における動作前silentperiodの存在を検討することであり,急速な随意咬みしめ時において咬筋にこの現象が確認された.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1994-04-01
著者
関連論文
- 急速な開口運動時に認められる頭部運動の運動プログラミングについて(一般口演,第40回記念学術大会)
- 急速な開口運動での運動プログラミングに関する研究
- 1 連続的急速最大開口運動時における胸鎖乳突筋の活動様相の変化について(第508回 大阪歯科学会例会)
- 急速な下顎随意運動に伴う胸鎖乳突筋の共同筋活動に関する研究 : 第2報 開口運動時に認められた予測的頭位調節機構について
- 急速な下顎随意運動に伴う胸鎖乳突筋の共同筋活動に関する研究 : 第1報 咀嚼筋との活動開始時期の比較について
- 急速な咬みしめ時に認められる咬筋の動作前silent periodについて
- 急速な下顎随意運動時における胸鎖乳突筋の筋活動開始時期について
- MEを応用した顎変形症患者の機能状態の評価
- 安静時の咬筋深部温に関する研究
- 2 昭和63年におけるクラウン・ブリッジ装着状況の実態および経年的推移 : 第1報 単独クラウン (第400回 大阪歯科学会例会)
- 急速な開口運動時に認められる頭部運動の運動プログラミングについて