リテンションビーズと接着材の併用によるレジン前装法の研究
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概要
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硬質レジン前装冠は有機質複合フィラーの導入によって耐摩耗性や,色調再現性が向上し,歯冠修復材料としての利用頻度が高まっている.しかし,陶材焼付鋳造冠では陶材が金属と化学的に結合するのに対し,硬質レジン前装冠ではレジンとメタルフレームの結合が困難であるという欠点がある.本研究ではより良いレジン前装法を確立するために,リテンションビーズ間距離を変えた場合の維持力を検討し,得られた最適のビーズ間距離を用いて,接着材がビーズの削減にどの程度まで寄与できるか検討した.レーザー加工による精密なビーズ間距離を保ったジグの作製と新しい金属接着性プライマーの応用により,臨床的に役立つ知見が得られている.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1994-02-01
著者
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