咬頭嵌合位の安定性と下顎変位
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概要
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咬頭嵌合位は習慣性閉口および咀咽運動の終末位であり,機能的にも重要な下顎位である.これまで咬頭嵌合位の安定性の評価は,咬合接触点数,接触面積および接触歯数に代表されるような量的あるいは形態的な診査に重点が置かれているのが現状であった.本研究は,咬みしめに伴う下顎変位および閉口筋筋活動状態を記録し,咬頭嵌合位の咬合支持について検討したものである.その結果は,咬頭嵌合位の安定性を評価するうえで,咬みしめ強度を変えて咬合接触状態の変化を診査する必要性を示唆している.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1994-02-01
著者
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