無歯顎下顎骨のパノラマX線撮影による高さの定量的検討
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概要
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本論文はパノラマX線撮影により,無歯顎下顎骨の高さの定量的測定が可能か否かを検討するために,乾燥無歯顎下顎骨を用いて行った基礎的研究である.考案した金属指標を被写体と同時に写し込み,測定箇所の規定を行うとともに,被写体の位置付けを工夫することに上り下顎骨の高さを実測値に対して,3%前後の誤差で推定できることを明らかにしている. 臨床応用では,未だ考慮すべき点が残されているが,無歯顎患者における,下顎骨の高さの定量化が行え,義歯装着後の骨吸収による顎堤の形態的変化を数値として捉えられる可能性を示唆したものである.
- 1993-04-01
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