顎口腔系の状態と全身状態との関連に関する研究 : 垂直的顎間関係位の変化が背筋力に及ぼす影響
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概要
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当教室では,顎口腔系の状態と全身状態との関連を明らかにする目的で一連の研究を行っている.そのうち,顎口腔系の状態の1つとして,下顎位の変化が起こると,神経筋機構などのバランスがくずれ,平衡機能を障害し,姿勢調節機構へ大きな影響を及ぼすことを,また,スポーツ歯学の観点からも,顎口腔系の状態の変化が運動能力に密接にかかわっていることを確認している.本研究は,その一環として,垂直的顎間関係位の変化が,運動能力に及ぼす影響について,背筋力および全身の関連諸筋の筋放電活動より検討を行ったものである.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1992-08-01