顎顔面形態が咬合力と咀嚼筋筋放電活動に及ぼす影響について : IV-1 Short face群の垂直方向クレンチング時の咬合力の方向
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概要
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ヒトの頭蓋は,15種23個の骨より成る複雑な形態を成し,それらの周囲とそれらによって囲まれる諸器官で行われる機能活動は,多種多様にわたっている.飯沼は,Normalface群に分類された健常有歯顎者に垂直方向クレンチングを行わせクレンチングによる咬合力の大きさおよび方向と咀咽筋筋放電活動を測定し,機能と形態との関連性について検討を行った.しかし,NormaIface群と明確に異なる顎顔面形態であるShortf′ace群では,詳細な検討が加えられていない.本論文では,Shortface群に分類された健常有歯顎者に垂直方向クレンチングを行わせShortface群の機能が,Normalface群の機能といかに相違するかを比較,検討した.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1992-06-01