圧電性高分子シート微小電気刺激の骨再生に関する病理組織学的研究
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概要
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歯科インプラントや歯周外科における骨欠損の問題を解決するために,最近GTR法やハイドロキシアパタイトなどの応用が検討されている. しかしその効果は生体の再生能力に依存している. 当講座では,以前より骨組織の新生や治癒促進に効果がある微小電気刺激の応用を検討してきたが,臨床への応用にはいくつかの問題が存在した.そこで今回,両者の利点を生かし生物物理的バリアーとして骨組織の再生を促し,さらに微小電気刺激によって生体に積極的に働きかけ骨組織の再生を促進することの可能な圧電性高分子シートを用い,臨床応用への可能性を検討した.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1992-04-01
著者
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