顎関節の再構築と運動解析
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概要
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関節窩および関節結節に対する顆頭の位置関係を解析することは,顎機能を解明する上で重要であるばかりでなく,多くの診断情報の収集につながるものと期待できる.本研究ではX線断層撮影法を用いて測定した顎関節の3次元形態をグラフィックターミナル上に再構築し,顎運動測定器から得られた6自由度顎運動データとの対応を図ることにより顆頭の立体運動を再現した.さらに咬頭嵌合位のみならず下顎運動時の関節空隙の変化の様相を定量的に分析し,顆頭の形態と顆頭位および顆頭運動との関連性について明らかにした.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1992-04-01