側方滑走運動中の上下顎大臼歯間の咬合関係に関する研究
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概要
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咬頭嵌合位近傍の側方咬合位は,咀1爵運動の中で歯牙への側方力が最大になる顎位であり,咬合学的に重要な顎位の1つと考えられる.しかし,これまではほとんど分析されていなかった. 本研究では,3次元形状測定と6自由度顎運動測定を組合せることにより,運動中の対合関係を分析するシステムを新たに開発し,咬頭嵌合位とその近傍の側方咬合位における,上下顎第1大臼歯咬合面の接触と離開について分析している.それにより,側方滑走運動に伴う咬合関係の変化が初めて明らかにされた.本論文は,今後臼歯部の咬合関係について論じるための基礎を-Lj.えるものと考える.
- 1991-12-01