かみしめによる咬筋筋組織血流量の変化に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筋機能を評価する際にその筋組織血流量を測定することは,病因の究明・治療効果の判定のためにきわめて意義深い.しかし,咬筋の血流量については,国内ではほとんど報告されていないのが現状である. そこで本論文では,組織血流量測定器の1つである電解式組織血流計を用いて,咬筋の主たる機能であるかみしめ中およびその前後における血流量の変化を測定し,その特徴について明らかにしている.その結果は他の測定法のそれによく一致しており,データの信頼性は高い.また実験の過程で判明したこの筋血流量測定法の特質についても報告している.今後の咬筋筋組織血流量測定の基礎を-JJ4えるものと考えられる.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1991-12-01