粘膜調整材の劣化に関する実験的研究
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概要
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粘膜調整材は粉末と液との混合によりゲル化し,この状態で口腔内に装着され機能的に粘膜に適合し,粘膜の歪の開放や床下粘膜の治癒促進などの所期の目的を果していく.しかし,ある期間を過ぎると粘膜調整材が劣化し,弾性が低下したり表面の粗造化が生じ,かえって粘膜に障害を与えることもある. そこで本論文では,臨床的に問題となる粘膜調整材の劣化について検索すべく,口腔環境を想定して粘膜調整材を37゜Cの水中に1週間浸漬し,重量変化,内部気泡,表面粗さ,接触角,抗菌性,細菌付着性などの点から粘膜調整材の劣化を検討している.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1991-10-01
著者
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