ヒトの咀嚼運動の調節における歯根膜感覚の関与
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概要
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ヒトの咀1爵運動は機能的顎口腔系を構成するところの歯根膜,咀咽筋,顎関節の感覚によって調節を受けていると思われる.しかし,これらの感覚の咀唾運動調節の関与について臨床的に検証した報告は少ない. そこで本論文では,ヒトの咀咽運動の調節における歯根膜感覚の関与について検索するため,咀咽得手側の上下顎第1大臼歯部へ浸潤麻酔を行うことにより歯根膜感覚を遮断し,麻酔前後で硬さの異なる3種のガム咀咽を行わせ,その際の咀噛運動ならびに筋電図の記録・分析を行った結果について報告している.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1991-10-01