深部温と表面皮膚温からみた咬筋の活動状態
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概要
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顎機能に伴う咀嚼筋の深部温を観察することは,単に生理学的興味にとどまらず,補綴臨床における顎機能診査や治療効果の判定たどに役立つものと考える。われわれの講座では,これまでに正常顎機能者の咬筋部ならびに側頭筋部において筋活動に伴い深部温が上昇することを示し,咀嚼筋の深部温変化をとらえることから逆に筋の活動状態が把握できることを明らかにしてきた。そこで今回,特に咬筋を対象に,先の本誌に報告したRAMバック記録法を応用して,覚醒中および睡眠中における咬筋中央部の深部温と表面皮膚温,さらに前額部深部温の同時記録を行い,体温ダイナミズムを検討して深部温計測の有用性を明らかにした。
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1986-04-01
著者
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