咀嚼運動に関する運動学的および筋電図学的検討II-1 : 咀嚼運動相リズムおよび筋放電持続時間について
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概要
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従来,有歯顎者の咀嚼運動の観察には,下顎切歯点の運動経路からその運動様式の分析が行われている。この咀嚼運動を時間的にとらえることにより,その咀嚼運動を開口,閉口および咬合という一定の規則性をもったリズミカルな運動として,とらえることができる。この下顎運動の規則性と筋活動様相を比較検討した報告は数多くあるが,被検者の咬合様式を考慮した報告はみられない。そこで,本研究では,理想的な咬合様式と考えられている臼歯離開咬合の有歯顎者を対象とし,咀嚼運動の規則性および筋活動様相を解明する目的で,下顎運動解析装置サボンビジトレーナーCIIおよび多用途監視記録装置を用いて同時記録し,それについて観察・分析し,検討を加えたものである。
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1985-04-01
著者
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