新しい作業側側方顆路指導機構を備えた半調節性咬合器の考察 : 第1報 調節機構とその設計意図
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概要
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歯科臨床における咬合器の果たす役割は大きい. 得に下顎運動に調和した咬合の構築する場合には, 下顎運動の再現度の高い調節性咬合器の活用が必須となる. 調製性咬合器は, この点で下顎運動の再現性の良否も重要であることはさることながら, 臨床活用するためには調節操作性と使用にあたっての作動操作性に優れることが前提となる. 今回報告した新しい半調節性咬合器 Denar ABE 84 は, この点を重視するとともに, 下顎運動再現性の向上を目指し, 作業側側方顆路調節機構を顆頭間距離可変機構に代償させず, 独立したローテーショナル・センター調節機構を顆頭間軸と平行な軸上に求めたものである. 今回は, 調節機構とその設計意図について考察を加えた.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1984-08-01
著者
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