歯冠頬舌面形態に関する研究 : 食物が歯肉に及ぼす影響について
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概要
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歯冠形態のうち, 頬舌面形態は歯周組織の健康保持のために重要であることはいうまでもなく, その論理について古くより多くの成書に述べられている. しかし, 客観的な根拠のもとに述べられているものは少なく, ことに食物による歯肉への直接的な刺激と頬舌面形態との関連については, 観念的な論旨が多く, 2説に分かれ臨床的にも多くの問題を残している. 本論文はこの点を解明するためにサルを用いて食物を咀嚼する際に食片の直接的な刺激により, 歯肉が受ける影響について歯冠頬舌面形態との関連において追求したものである. サルによる実験であるが, その結果は日常臨床においての理想的な頬舌面形態についての一つの示唆を与えるものである.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1983-10-01
著者
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