総義歯の咬合調整後の経時的変化に関する研究 : 咬合接触状態, 食品破砕効果および顎位の変化について
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概要
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総義歯は調製直後は維持安定も良好である. しかし装着期間が経過すると維持安定が低下し, 咀嚼, 発音などの機能障害を生じることが知られている. したがって経時的に咬合咬交状態, 咀嚼機能, 顎位の変化を把握することは臨床上重要であると考えられる. そこで著者は中心位に一致して人工歯の最大咬頭嵌合位を付与した総義歯を調製し装着直後から6ヵ月, 12ヵ月経過したときの咬合接触状態, 食品破砕効果を観察するとともに, 顎位三次元計測装置および頭部X線側貌規格写真を用いてMentonおよび義歯床の移動量と移動方向について計測しそれらの変化の状態を明らかにした.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1981-05-31
著者
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